BC5822~496の人。
ピタゴラスの定理、三角形の内角の和が180度であること、音階理論などが功績。
プラトンにも大きな影響を与えた。
知られている
あらゆることに
数がある。
数こそ万物の根源であると説いた。
「1」は理性、「2」は女性、「3」は男性、「4」は正義を意味する。
女性の「2」と男性の「3」を足した「5」は結婚を意味する。「7」は好機を意味するとされている。
サモス島出身の哲学者、数学者。
故国での政治改革に挫折した後、南イタリアに移り、宗教、政治、哲学を併せ持つ宗教的結社ピタゴラス教団を創設。
魂の不死と輪廻を信じ、禁欲的な生活をおくる。
ピタゴラス教団
宗教結社であり、秘密主義でした。内部情報を外部に漏らすことを厳しく禁じ、違反者は船から海に突き落として死刑にしていました。
そのため教団の研究記録やピタゴラスの著作物は一点も伝わっていないとされています。信者は2000人ほどといわれています。
このような秘密主義のためいくつか都市伝説が存在します。
- 数字の3を聖なる数字として崇拝していた
宇宙の万物は3つの構造から成り立っていて、宇宙のあらゆる問題は、
三角形という図形と、3という数字に集約することができると考えていた。
三角形と3をつきつめると宇宙の真理がわかると考えたのでしょう。
- 豆を食べることを禁じられていた
豆は冥界の門に似ているから食べてはいけないとことだそうです。
プラトンが追ってから逃げている最中、道の先に豆畑がありました。
プラトンは豆を踏むくらいなら死を選ぶといって、追っ手に殺されたという話もあります。
- 暗号を使って会話していた
まったくの知らない人であっても暗号を示すことにより、その人が教団の人かどうかを判別しっていたようです。
- 儀式を行っていた
肉体を魂の墓とみなし、魂を解放する手段として様々な儀式を実践したようです。
- すべての数字は有理数
ピタゴラスの定理を示しておきながら、すべての数字は有理数と主張。弟子に無理数を示されたけども
弟子を処刑してしまった
まとめ
数学が好きな私としてはピタゴラスというと偉大な数学者というイメージでしたが、
哲学者や宗教に関してみれば、少々非合理な面が見えました。
しかもピタゴラスの定理は、宇宙人から教わったという話も出てきました。
書物がないのでいわれたい放題のピタゴラスです。