自作パソコン

自作PC intel CPUの選び方

本記事は2022年9月時点の情報です。

intelのCPUの選ぶポイントについて記述します。

intelのCPUで重要視したいところは次のような項目になります。

  • コア数/スレッド数
  • 定格/最大ブーストクロック
  • チップセット間帯域
  • 3次キャッシュ容量
  • 対応メモリ
  • 倍率アンロック
  • PCI Express
  • 内蔵GPUの有無
  • 内蔵GPUの最大クロック
  • 内蔵GPUのコア数
  • プロセスルール
  • MTP

書き出してみるとかなりたくさんありますね。一つづつ概要をまとめていきますが、

人により重要視したい項目が違うので、全てを考慮して選ぶ必要はないかと思います。

コア数/スレッド数

コア数とは、CPUに入っている演算ができる回路セットの個数です。1コアしか入っていないCPUと

2コア入っているCPUを比べると、2コアCPUは1コアCPUに比べて同時に2倍の処理を行う

ことができます。

スレッド数は同時に計算をこなせる処理数になります。1コアで1つしか計算処理できないコアと

1コアで2つを同時に計算処理できるコアがあります。

コア数だけではスレッド数が決まらないということです。

スレッド数が実際に同時にこなせる処理の数ということになります。

メインストリームのintelCPUのコア数/スレッド数は次のようになっています。

16コア24スレッド・・・Core i9

12コア20スレッド・・・Core i7

10コア16スレッド・・・Core i5

6コア12スレッド・・・Core i5

4コア8スレッド・・・Core i3

2コア4スレッド・・・Pentium Gold

2コア2スレッド・・・Celeron

定格/最大ブーストクロック

定格/最大ブーストクロックとはCPUが1秒間に計算できる回数です。

大きい方が早く計算ができます。

数値に定格と最大ブーストの2種類がありますが、通常運転の場合と

CPUに負荷をかけたときに出せる最大速度というようなイメージです。

メインストリームCPUでの定格は2.1〜3.6GHz、最大ブーストクロックは

4.3〜5.2GHzとなっています。

チップセット間帯域

CPUがチップセットとデータの転送を行うことができる速さになります。

チップセットとはパソコンの様々な機能を制御しているチップのことです。

このチップがあるからSSDが認識できたり、音を流すことができたり、USBデバイスが

接続できたりすることができます。人間で言ったら脊髄のような役割を果たしている

部分です。

チップセット間帯域が多いということはそのようなさまざまの機能を同時に

沢山使えると思ってもらえれば良いです。

メインストリームのCPUでは全て32GT/sという数値になっています。

3次キャッシュ容量

CPUのキャッシュと言えば、CPU内のメモリと思えば大丈夫です。

CPU内にメモリがあれば、他にメモリはいらないと思いますが、CPUに

内蔵できるメモリ容量はごくわずかなものになります。

CPUのキャッシュは高速にデータがやりとりできるというメリットがあります。

キャッシュも多いに越したことはありません。

30MB・・・Core i9

25MB・・・Core i5

20MB・・・Core i5

18MB・・・Core i5

12MB・・・Core i3

6MB・・・Pentium Gold

4MB・・・Celeron

という数値になっています。

対応メモリ

CPUごとに使えるメモリの種類が決まります。

メモリは転送できる速度によって違いがあります。現行では

DDR5かDDR4を選ぶことになります。DDR5とDDR4は接続する部分の形に違いがあります。

また、DDR5、DDR4のそれぞれの中で速度が違うものがあります。

数字が大きい方が速度が早いことになります。

現行のCPUでは全てDDR5-4800、DDR4-3200に対応しています。

スペック表には2chという記述がありますが、これは2つのメモリから同時に

データを転送できるデュアルチャンネルに対応しているということです。

現行のCPUは全て対応しています。

余談ですが、メインストリームではないハイエンドモデルのCPUでは4chクアッドチャンネル

に対応しています。

倍率アンロック

倍率アンロックとは最大ブーストクロック数よりさらにクロックを上げることが

できる機能のことです。オーバークロックと呼ばれます。

チップセットも最上位の物を使用する必要があります。

メーカー保証がなくなってしまうのですが、ただただ早くパソコンに計算をさせたい人

には魅力的な機能です。

型番にKがついていたら倍率アンロック機能がついています。

PCI EXPRESS

グラフィックボードなどのボードとのデータ転送が同時にどれくらい早くできるかの数値になります。

レーン数と世代で表されます。

16レーン(Gen5)といったように書かれています。Genはゼネレーションです。

数字は大きいほど性能が高くなります。

すべのCPUで16レーン(Gen5)、4レーン(Gen4)に対応しています。

内蔵GPUの有無・最大クロック・コア数

CPUにGPU(画面を出すための回路)の機能があるかないかになります。

さらに何クロック・コア数のGPUが入っているかになります。

グラフィックボードをつける場合必要ないものになります。

ただ、CPUにGPUの機能がついているとグラフィックボードが壊れた時に

一次的にCPUのGPUを使うこともできます。

グラフィックボードにあるGPUと比べると非力なものになりますが、

ゲームやCADなどをしないのであれば、CPU内蔵のGPUで十分にパソコンは操作できます。

型番にFがついていたらGPUは無しになります。

プロセスルール

プロセスルールはどれだけ小さい集積回路をつかっているかになります。

小さいほど性能が良いです。

世代ごとにプロセスルールは関わります。

現行のCPUは12世代です。Intel7という名前のプロセスルールになります。

10月には13世代CPUが出ると言われています。13世代はプロセスルールが

変わることになります。

MTP

CPUが消費する電力になります。

大きくなるほど容量の大きい電源を使わなくてはいけません。

さらに大きくなるとそれだけ発熱もするためCPUクラーも良いものを使わなくてはならなくなります。

ただ、性能が良いCPUほどMTPは大きくなります。

241Wから46Wと差があります。


かなり簡単に書きましたが、それなりの文量になってしましました。

この記事の説明でCPUのスペック表を見やすくなれれば嬉しいなと思います。

-自作パソコン

© 2024 快適おじさん日記 Powered by AFFINGER5