PC Tips

windows10でNASに繋がらないとき

この記事で紹介するトラブルシュートは下記の場合に該当する場合に

役に立つ可能性があります。

  • 今まではNASを使用することができていたが、windows update後にNASに繋がらなくなった

Fall Creators Update(1709)で、匿名承認がデフォルトでは無効になったとあります。

↓ソース

Guest access in SMB2 disabled by default in windows

https://docs.microsoft.com/en-us/troubleshoot/windows-server/networking/guest-access-in-smb2-is-disabled-by-default

 

簡単な表現で記述すると

「パスワードのかかっていないNASに初期設定ではアクセスができなくなった」

ということです。

このトラブルシュートでは、パスワードのかかっていないNASにもアクセスできるように

設定するという方法を示します。

この設定は、windowsのレジストリと編集する必要があります。操作には少々注意が

必要です。

間違った編集をしてしまうとwindowsが起動しないということが起きることもあります。

そこで、この編集をしてしまうバッチファイルを用意しました。

ただし、バッチファイルは自己責任で利用してください。

1.下記のファイルをダウンロード

https://webftp-sv7585.xserver.jp/index.cgi?action_download=on&current_dir=/ryoma12.tokyo/DATA&file_name=nas.bat

2.ダウンロードしたファイルをShiftキーを押しながら右クリックし、

管理者として実行(A)をクリックします。

(IDとパスワードを要求されたら管理権限のあるIDとパスワードを

入力してください。)

3.念のためPCを再起動する

作業は以上となります。

ここからはおまけです。

バッチファイルの内容ですが、

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters
のAllowInsecureGuestAuthのデータを1(有効)にするという内容です。

手動でレジストリを変更する手順も記述しておきます。

1.レジストリエディタを開く

 ・windowsキーを押しながら「R」キーを押します。

 ・名前に「regedit」と入力し、エンターキーを押します。

2.レジストリエディタでHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parametersまで開く

 ・エディタの左の画面のフォルダーのようなものを下の順番で開いていきます。

   HKEY_LOCAL_MACHINE

     ↓

   SYSTEM

     ↓

   CurrentControlSet

     ↓

   Services

     ↓

   LanmanWorkstation

     ↓

   Parameters

3.データを編集

 ・右の画面のAllowInsecureGuestAuthをダブルクリック

 ・値のデータに「1」を入力

 ・OKをクリック

 ・PCを再起動

まとめ

本来、NASにユーザーパスワードをかけるのがセキュリティ的には好ましいですが、

状況によっては、パスワードなしの運用からパスワードを掛けるのが現実的に難しい場合が

あります。今回は、回避策的な位置づけでこのトラブルシュートを紹介させていただきました。

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